げんしけんについて

オタク、あるあるを実感する作品

寄生獣、悪の教典とどちらも色濃すぎる内容となっているが、最後に紹介するこちらの作品も月刊アフタヌーンだからこそ連載できるものとなっている。現在紙面では相変わらず高い人気を獲得している作品の1つであり、連載当初からその圧倒的とも言える世界観で強烈な印象を残しているのが『げんしけん』という作品だ。一言で言ってしまうと『オタク』という存在をこれでもかと作中で表現している、それもリアリティある内容となっているため、同類の人々からすればこの漫画ほど見ていて何となく自分を投影してしまうという人が出てきてもおかしくないレベルだからだ。

書店に勤務しているとき、近作も筆者はそれとなく存在は把握していたが、どのような作品なのかは理解していなかったため後から調べてみて、なるほどと思ってしまった作品でもある。ちなみにだが、タイトルの『げんしけん』とは略称であって、これは作中における大学サークル『現代視覚文化研究会』というオタクが集っているところを舞台として描かれている。オタクといってもジャンルは様々だが、この作品におけるオタクとして主に取り上げられるのはあらゆる方面についてだ。同人誌はもちろん、フィギュア関係やコスプレといったものまで細かく描かれている。

この作品も相当コアでありおそらく、というか絶対に一般受けしない内容となっているため月刊アフタヌーンだからこそ表現できる雑誌の表現だと述べることが出来る。だからこそなのか、月刊誌ならではのクオリティと、そしてストーリーの展開に工夫を凝らしているところが、より面白みを増している点だといえるところだ。

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リアルタイムで進行している

今作の連載開始は『2002年』から開始となっており、約5年間の連載で一旦作品は完結している。作品の人気などに比例して、げんしけんがメディアミックス展開したことで人気を呼び、また根強いファンからの声が強かったこともあって、連載が終了してから4年後の2010年からは第二部とする『げんしけん 二代目』が連載スタートしている。こちらの作品が現在紙面で掲載されているものとなっており、人気を後押ししているものでもある。

連載が終了してから数年後に二部が始まるのも中々面白いところだが、それが意味するところはその頃にはオタク文化が徐々にフィーチャーされ始めていたところもあると思われる。だからこそよりリアルさを感じられる本作の連載が再度開始したと取れる。とはいえ、一部と二部では内容が若干異なっており、オタクではあるがどちらともが全く違う気質を帯びていった。

どの点が違うのかというと、

・第一部の場合
男性オタクならではの生態をコミカルに表現、時々連載要素が挟まるも、物語の主題としてはあまり上がらない。
・第二部の場合
女性オタク、うつろ腐女子が一斉に集うが、そんな中に腐男子たる一人の男子学生を中心とした話であり、恋愛関係の話が主題に上がることもある。

一部では男性オタクらしい話が中心となっているが、二部では腐女子としてもだが、その中に女性らしさを感じられるストーリー性が生まれてきているところだろう。また一部では主要メンバーとして登場していたキャラクター達は二部ではサブに廻り、それぞれ大学卒業後の進路を歩んでいるところもリアリティが感じられる。

漫画などの世界では同じ時間をループして年を取らない『サザエさん方式』なるものが当てはめられるのだが、げんしけんに関しては作品上の進行度合いに応じて物語がリアルタイムに進行するところも特徴の1つとなっている。そのため、大学に在学しているとオタク活動だけではない就職活動に悪戦苦闘する姿も描かれているため、笑えない部分もあったりで妙にリアルすぎるところまで表現しているので、ある意味生々しい。

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オタクだが、そこにあるのは非常識さでは無い

げんしけんという作品がどのようなものなのか理解していたつもりで進めると、今作はあくまでオタクの、一部では男性の、二部では腐女子について焦点を絞った内容となっている。そのためストーリーは一貫性が保たれており、説得力のあるものとなっている。作者自身が生粋のオタクだからこそ出来るものだろうが、そうでない人間が表現したらあからさまに違和感だらけの作風になってしまうのは目に見えている。漫画家の時点でその手の分野に興味を持っているのは必然として、問題はハマリ具合といったところだ。

本人の人物像を知るところでは無いが、正直ここまで克明に表現できるのは自身が同一の体験をしている、もしくは相当研究に研究という調査を重ねていなければ出来ないものとなっている。そして機微な感情の揺らぎも描かれており、それは二部で女性オタクというものをキチンと表現できているといえるだろう。

ただどうしても『オタク』と揶揄されると、非常識な人間と思われがちなのは、偏見というものだ。そもそもオタクだからこそ現実と、大学生という身分に甘んじて自由さを満喫しているが、それがいつまでも続かない事を作中の登場人物達は理解している。全員が最終的に就職、もしくは自身の進路を目指しての道を歩いている姿は青春時代と呼ぶにふさわしいものだ。少々不健全さもかもし出しているが、その点に関してはお約束ということで納得していただいて、次に進もう。

イマドキ、ウェブコミック

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